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2008.05.11

ウォーキング・ハイ

今日、5/11の日曜日は母の日だが、偶然わたしの73回目の
誕生日と重なった。男のわたしにカーネーションこそ来なかった
がこんな歳になるまでまで、親の世代よりも永く生きてこられた
仕合わせ・・せめてこの大地に感謝の気持ちをこめるつもりで、
家の近くを流れる母なる酒匂川のほとりを上流から下流に向か
ってウォーキングすることにした。

“ランナーズ・ハイ”という言葉がある。ランナーが走り出してか
らしばらくすると、疲れた・・と感じるときが来る。しかし、その
時期を通り越してさらに運動を継続していると、だんだんそれに
慣れてきて このままもっともっと走れる! と身体がよろこびを
感じ始めるようになるらしい。これは実は、脳内モルヒネ(βーエ
ンドルフィン)の分泌によるものだと分かっている。

さてわたしも、早足で歩くこと1時間を越えたあたりから、、歩く
ということだけに集中している自分に気づいた。流れてゆく景色を
見るともなく見ながら歩いていると、ときおりふっと詞の一節やメ
ロディーの断片が浮かんでは消えてゆく。気持ちがよい。
そうか、“ランナーズ・ハイ”と同じように“ウォーキングハイ”
というのもあり得るのだ。
あのベートヴェンが楽想を練りながら、田園を歩きまわった気持
ちがすこし分かった気がした。

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