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2002.10.29

《 フレッシュ演歌コンサート 》

10月23日、キングレコードから招待状をいただき、事務局は中野ZEROホールへ出かけた。

キングの売れっ子、若手演歌歌手、フレッシュな3人娘のコンサート。
デビュー2年目の永井裕子、昨年デビューの音羽しのぶ、半年目の椎名
佐千子。 若い若い3人とは対称的に、観客は年配の方が多いように思
われた。演歌だからか・・そんなこともないのかな、何しろ平日の昼間
のことだし。

デビュー曲は、永井裕子が「みちのく雪列車」、音羽しのぶが「しのぶ
の渡り鳥」、椎名佐千子は「御意見無用の人生だ」。
一人一人のミニコンサートといった個性的な舞台で、歌だけではなく、
話術も必要である。しかし、デビュー半年にしてもそこはプロ、会場を
圧倒する彼女たちのド迫力は実にに堂々としたもの。締まりのないヤン
グが多い昨今、こんな魅力的な娘たちにめぐり逢えてうれしくなった。

キングレコードのかつてのヒット曲も歌われる。この3人が、生まれて
いなかった時の話題曲。少しコブシの回った(!)「小指の思い出」、
リズムのりのりの「東京アンナ」、振り袖姿でせまる「二人でお酒を」。
年配者の方には若かりし頃の思い出が、これらの歌とだぶったのではな
いだろうか。若いパワーが発散するオーラから、明日への活力をもらっ
た気がした。

帰路、著名作詞家のS先生と、お話をすることが出来た。
『やはりきちんとした短い定型詩の歌には、行間に何とも言えない余韻
がありますね。』 そんな会話の中にお互い、すたれない明日の歌づく
りへ向けての秘められた情熱を確かめあった。      by To

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2002.10.17

《 あなたの感想はいかがですか? 》

文化庁 文化審議総会の「文化芸術の振興策」答申に、委員で作詞家で
もある岡田冨美子さんの書いた散文詩が採用されることになった。

今までの官庁にはない型破りの文章が評判になっている。
作詞をしている皆さんにも刺激になることだろうと思い、文章を転載さ
せて頂く。     (2002/10/16 Yomiuri) by Td

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  大地からの手紙 
              文化審議会委員(作詞家) 岡田冨美子

日本は疲れています。日本は自信をなくしています。日本人は彷徨
(さまよ)い続けています。
戦後、ものを作り、ものを売って高度経済成長を果たした日本は、こ
の半世紀を爆走しながら、富の代わりに何を手放し、何を見失ってきた
のでしょう。
 無国籍風の若者たちが集う街では、崩れた日本語が氾濫し、乱れた性
が行き交い、刹那(せつな)主義的なにぎやかさが日常の風景と化して
います。
 だが、楽しげに遊ぶ若者たちほど、ふと寂しげな表情を見せるのは何
故でしょう。
 若者たちを横目で見ながら、「昔は良かった」と嘆く大人たちの眼差
しの奥に、疼(うず)くような情熱が消えずに残っているのは何故なの
でしょう。
 若者たちも大人たちも、日本人すべてが、人生の土台となる「熱い何
か」を探して、時代と闘っているのかもしれません。
 その昔、小さなパン1個で、満たされ癒されたことはありませんか?
 飽食の昨今、ご馳走を食べながら、心の空腹を感じたことはありませ
んか?
 富を得て、日本も、日本人も、お金で買えるものを買いすぎました。
 衣食足りたあとの富は、時として人間を豹変させ、礼節を忘れさせ、
国の生命力さえも萎(な)えさせます。
 おなかをすかせた心に尋ねてみましょう。
 「欲しいものは何ですか?」「それは、この目に見えるものですか?」
 狂想曲は鳴り終わりました。
 立ち止まって、青空を見上げてみませんか。
 久しぶりに大地と話してみませんか。
 日本は今、日本を蘇らせる「日本人の熱いちから」を待っています。

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 ◎ さて、この文章を読まれたあなたは、何を感じられましたか?

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2002.10.10

《 辛抱の気(木)》

ノーベル賞のダブル受賞

《小柴昌俊・東大名誉教授(76)がノーベル物理学賞を勝ち取った前
夜の興奮冷めやらぬ9日夜、今度は島津製作所研究主任の田中耕一さん
(43)(京都市)がノーベル化学賞に輝いた。》

テレビの臨時ニュースでビックリ。・・43才という若さで・・という
のが聞こえ、何の事・・と思ってみたのが、今夜のノーベル化学賞の田
中耕一さん。一年に二人が受賞するのは、日本では初めてとのこと。
素晴らしいことです。 イヤな事件、事故などが多い中、同じ日本人と
して嬉しいですね。「作業服姿で・・」と記者会見で言われている姿を
テレビで見ていて、何故かすがすがしさを感じる。 

何事にも、一生懸命に取り組むということは大切なことです。作詞も同
じですよね。

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2002.10.04

継続することの大切さ

数十年にわたって作詞をやっている仲間から電話がかかってきた。
いま銀座のクラブで著名作曲家のX先生と飲んでいるところだという。CDの
発売記念を記念して繰り出したらしい。

彼「おれもマイナーが多かったけれど、これでメジャーの仲間入りが出来る」
私「やあ、それは・・おめでとう!」
彼「永くやっていてよかった。あんたにはいろいろアドバイスもらったな」
私「おたがい様さ。よきライバルは、ときによき友でもある。“男同士の
  合々傘で あゝ嵐呼ぶよな 夜が更ける” というフレーズもあるしな」
彼「それって《夜霧のブルース》の3番あたりか。」
私「そういえば、あんたもおれも相変わらず作詞なんかよくやってるよ」
彼「ながい間世に出られなくって、苦労してきたんだ。いまさら止めるわけには
  いかないね。」
私「継続は力なり、とはよく言ったもんだ。実は“作詞どっとこむ”という
  サイトにもいろんな人たちが作詞を投稿してくれている。中には素晴らしい
  才能を感じさせる人がいる。ただ惜しいことに、そういう人に限って
  ある時すっと辞めちゃうんだね。昔風に言えば、根性がない。せめてあんた
  の三分の一でも粘りがあればね・・」
彼「人間、ある意味でバカにならないと、根性が育たない」

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